つまりムッシュウ・ユロを知ったのはテレビでみた映画play timeでした。 彼のとびぬけたセンスでつくられた映画は、1つ1つの画面ごとに構図は完璧とさえ感じました。 ストーリーはいつも楽しんでいるフランス映画とは全く違うものですが、 独特な彼の映画は受け入れる側に知恵が必要なところなどは、 非常にフランス的といえるかもしれません。 ジャック・タチとムッシュウ・ユロを結び付けたのは映画そのものだけではなく、 助監督でもあるピエール・エテックスがイメージ作りをしたポスターもそのひとつだと思います。 アメリカン・モダニズムとヨーロッパ的エレガンスがいっしょになったいまなお新しいポスターは タチのモダンデザインそのものというふうに思います。